町の、一人/
もっぷ
淋しい夜明けに
小鳥も来ない
一人の夜明けは
風すら逃げる
しーんと鳴ってる
首都高だけが
静かに冷たく
朝、告げる
荒川横の
ちいさな町の
ちいさなビルに
一人は生きてる
荒川横の
いんちき寺に
父さん眠り
いま一人っきり!
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