キミと僕と飛べる鳥。/元親 ミッド
たいと言ってた。
限界を決めるのが
自分自身であるように
空の向こうに世界なんてないんだと
いつのまにやら決めつけていた。
目の前にある現実を前に
翼があったことなど
すっかり忘れてしまってて
だから、その抱えた鳥籠に
閉じ込めてしまっていたキミ自身を
今、この空に開放しよう。
恐れなくていい
何も怖いことなんてない。
もちろん今までのように
餌は与えられることもないけれど
自分の力で食べ繋ぎ
そうして生きていくこと
それが自由というものだから。
もちろん楽ではないでしょう。
だけど、だからこそ
“生きてる”って思える。
隣り合わせに“死”を感じるからこそ
生きるてるって認識できる。
飛べない鳥もいるけれど
飛べる鳥に限って言えば
“鳥は、飛べるから鳥なんだ”
キミにしたって
僕にしたって
“人は、自由だから人なんだ”
って思うんだ。
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