もう、髪が、伸びてきた/番田
僕に責任はあるようには思えなかった
一体 何故だろう それは
ぼんやりと流れていく
やりきれない 毎日が
きっと 確かだった 体の疲れだけが
だけど仕事は決まらない
コールセンターの面接で嘘八百を並べ立てている
解雇させられた街の港でタバコをふかしていた
つまり 引っ越すべきなのだ 僕は
夢中だったピロウズのことなど忘れてしまった
きっと 疲れていた
無かった 何も 思い残すことなど
懐中電灯が切れてしまったかのように
そして車が欲しいと思った
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