一人も虜に出来無い”ことば”/
ドクダミ五十号
たったの ひとりで いいの
このあなあきの ぽけっとに
こううんな こうかが ある
よろこびは それに にてる
かさかさの てのひらにのせ
ながめることの しあわせだ
けいようが ちんぷでしょう
それはわたくしの つみだよ
あなたのつみじゃない のだ
わたくしに 才があればなあ
自覚の絶望と脱出の努力
常につま先は向いている
荒涼としているがそこに
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