その一人の為に。/元親 ミッド
 

浮いているような

そんな気分になった。



詩だと思って書いているけど
もしかするとこれは詩でもなんでもない
ただの落書きではなかろうか

そう思えてきて

どうにもこうにも歩くべき道が
見えなくなってしまった。



たった一人でもいい

もしも、誰かが
“あなたのうたは、結構好きよ”と
云ってくれて
そうして読んでくれていたとしたら

今、僕は、その一人の為に
詩を書くことができるだろう。
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