独りの日曜日と青いノートと。/元親 ミッド
苛まれたりする。
さっきスイッチをいれた洗濯機が
うなりだすのを見ながら
あの洗濯機の中に
僕のこの自己嫌悪を放り込んで
ざぶざぶと洗ってしまえればいいのに。
と思った。
自分の目指す場所はよいとして
「お前が?」って
人はそれを笑うかもしれないけれど
実際に踏みしめる道をさして
否定されてしまったら
パニックになってしまって
よく晴れた日の小道を歩いていたはずが
街灯もない真っ暗やみの夜道のように
どうにも道が見えなくなってしまった。
自分の弱さに
情けないと思いながら
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)