そんな回ってるとバターになっちゃうよ/
カマキリ
観覧車があるところを飛び渡っていると
大気圏を越すような速さになっていった
ある惑星の文明の話を聞いて
自分の描く空は記号だらけになった
届かなくて引っ掻いた
金色の生え際に月が似合うようになってきて
夜は銀紙に包まれていった
ぼくは影の周りをうろついているだけだった
戻る
編
削
Point
(6)