誓い。/元親 ミッド
 



ねぇ、笑われることには慣れているかい?
僕は、まっぴらごめんさ。
だって恥ずかしいもの。
あなたは、恥ずかしいのが嫌なのに
それでも人前でへんてこなへんてこな
そのうたをご披露なさるのですか?
と、愛する夜がささやいた。


県道の街路樹で、おびただしい数の鳥がざわめいて
口々に、何かブーイングのようなものを発している。


それでもいいよ。
だって尊敬する詩人(ヒト)が言ったんだもの。


"詩人になりたければ、まずは1つの詩を書きなさい。
まずはそこから始まります。"


って。


初めてだったんだ。
新しい感動だったんだ。
新鮮で、斬新で、まさに生きた言葉を聞いた。
僕にとって、それは宇宙から届いた
力強いメッセージだったんだ。


誓いは、自らの為にたてます。


それは、まずは宇宙に飛び立とう。
次に目の前の月に行ってみよう。
できれば、そこに旗をたてよう。
それから先は、またその時考えよう。
でも、そういった挑戦を続けてみよう。


そうゆう誓い。
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