孤独な流星。/元親 ミッド
 
ああ、加速していく
もう自分にも誰にも止められない。

ああ、加速していく
紅蓮の炎の尾を引いて
その全てが燃焼している。

もう、わけがわからない。

ただ、この世の深い深い漆黒の闇の中を
延々と、延々と、永遠に
長いこと、長いこと、旅をして
今、ようやく無の闇を抜けようとしている。

青い宝石のような、惑星(キミ)をめがけて
燃える、燃える、燃えて。
輝き、輝き、輝く。

もう自分ではどうにもならない。

このどうしょうもなく恋焦がれる
いままさに飛び込もうとしている
そんな僕は、あなたにキスをしたいのに
もしかするとそれもかなわないかもしれない。
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