阿佐ヶ谷/ボトルシップ
 
寂れた団地の公園、

君がブランコを漕ぎ続けるのを僕は黙って見てた

たかが遊具にムキになってさ、高みを目指そうとするから

どっか遠くへ行きたいのかなって

少し心配になって

なんか言わなきゃなって考えて口を開けてみたけど

言葉に出来るものは何もなく、欠伸する振りをしたよ

でもきっと君は感ずいていたと思う

金木犀の香りが街を覆ったらまた会ってくれるよね






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