メイビー「博多ろまん」/御笠川マコト
 
薄明かりのシティステーション
恋に疲れた二人連れ
鞄ひとつの重さじゃないね
何故だが辛いプラットホーム
握りしめた片道切符
今度の旅はひとりきり
強がるはずのフェアウェルナイト
やっぱり涙に濡れて

メイビー ベイビィ
別れてゆくのね
メイビー ベイビィ
南に東に
メイビー ベイビィ
ついて来なきゃ良かった 別れる時が辛いだけ
シアワセの灯が点る 博多の街に今

愛してたよ
もういいの 言葉にしたら崩れてしまう
くちづけなんかで誤魔化さないで
乾いた胸が答える

潮の香が髪に絡む
海の中道海岸通り
遠くを走る車のライト
何故だか今日は眩しくて

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