遺書にはならない足跡 2/セグメント
 
人は告げた。また、無責任だと。だから、自分のことを思ってくれている場合に関しては、その点については感謝するものの、不快な思いをした時は、気にすることはないのだと言った。
 やり取りのうまく行かなくなった友人一人の為に私が死ぬ理由など、どこにあるのだろう。やり取りがうまく行かなくなったことに関しては双方に責任があるのだろうと私は考えるが、他人は無責任なのだ。無責任な他人の為に、私が死ぬ必要など、どこにも無い。今では、そう思える。これは決して友人を貶めているわけでは無い。今でも私は、この友人との関係を修復したいと望んでいるが、現実問題、難しいのかもしれない。彼も傷付いただろうし私も傷付いた。解決する
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