遺書にはならない足跡 2/セグメント
 
画ですら、少し読むと疲れてしまうのだ。小説は、ここ一年くらいの間、まともに読んでいない。私は小説家を目指しているので、その夢を持つ自分にとって、あるまじき事態だとは思っているのだが。
 二週間くらい前まで、良く横になっていることが多かったのだが、脳が劣化するし、逆に疲れやすくなると、やはり友人から指摘されたので、なるべく起き上がっているよう努力している。努力しないと起き上がっていられないのか、と自分自身でも辟易するのだが、結果、起きていられるようになっているのだから、その過程は、さほど重要視しなくてもいいかと思うようにしている。そうでも思わないと、落ち込む一方だからだ。過程は大事だとされることは
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