遺書にはならない足跡 2/セグメント
 
医にも、前記したように、何を話したらいいか色々と悩んだし、話したところで……という諦めや疑惑もあったが、きちんと話を聞いてくれたし、そんなことは誰にでもあることなどと否定をしなかったし、薬だけでなく、日常生活においての改善策などを提示してくれるなど、良い医者だと私は思っている。
 医者とは言え、見ず知らずの人に自分の深層を話すことには緊張や疑惑を覚えるかもしれないが、それによって症状が緩和される可能性はあるし、話をすることなど意味がないと思う前に、まず話してみてほしいと思う。
 私などが偉そうに助言出来る立場ではないのだが、話す、相談する、ということはとても大切なことだと思う。話した相手によっ
[次のページ]
戻る   Point(0)