宇宙樹に/木の若芽
 
「宇宙樹に」
              木の若芽


木の葉にさわる
思わず手が伸びてしまう
ひんやりとすがすがしい感触
かぐわしい気が私の体の中に入ってくる


とにかく思いなさい
どこにいても 何をしていても
木と宇宙
言葉にできない緑
見えない光


私は木のもの 宇宙のもの
何よりもそれらにやさしく抱かれる


決心しよう 私は宇宙樹の子
我が身をその木陰、そのもとに
寄せ、憩い、守り、愛し、捧げると


月と星
夜の宇宙も
木を育てる大事な恵み、力、神秘
木が星をつくり出すかと思われるほど


私を守る力と 私を襲う力と
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