武将の如く/藤鈴呼
帰省時に バスに乗った
タクシーでも 良かったし
母の 車を 借りても 良かった
地元に 密着していた頃は
気付かなかった
外から 来た場合の 道を
撮影してみたい と 思い立ち
冬の 岩手山を 望む
バス停に 立つ
前九年の バス停を 通り過ぎる 瞬間
前九年の役を 思い出した
なんて 書くと
歴女かな なんて
連想も されそうだけれども
いかんせん そんなことは
全く なくって
明るくも なければ
暗くも ない
前者は 歴史 全般に 拘わる お話
後者は 私の ど根性だと 信じたい
ここからは 車窓は 車窓でも
滑車
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