晩秋/
和田カマリ
必ずしもすべては
完全ではありません
色が堕ちていきます
新しい明るさ
下層階級だった明るさ
空気を囲むかもしれない明るさ
彼女の腕を破損する明るさ
エーテルのように
厳密にカバーする
甘い許可のガーゼで
微妙さを正しく計る
マジックに使われた
彼女の足跡を拾った
必ずしもすべては
完全ではありません
色が堕ちていきます
低木の陰から来た
姿のない滑らかな
11月の職人が剥がした
樹皮の白い時間に
戻る
編
削
Point
(1)