晩秋/和田カマリ
 
必ずしもすべては
完全ではありません
色が堕ちていきます

新しい明るさ
下層階級だった明るさ
空気を囲むかもしれない明るさ
彼女の腕を破損する明るさ

エーテルのように
厳密にカバーする
甘い許可のガーゼで
微妙さを正しく計る
マジックに使われた
彼女の足跡を拾った

必ずしもすべては
完全ではありません
色が堕ちていきます

低木の陰から来た
姿のない滑らかな
11月の職人が剥がした
樹皮の白い時間に

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