書いた葉は黄色い/
番田
詩を書いた
それを読み直していた
季節が過ぎる
公園のポプラの木も窓の外で揺れている
水上バスが波を立たせてドックへと向かう
隅田川が流れる
今日から僕は 失業者 茅場町で
誰の言葉も 失った
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