境界の向こう/
宮岡絵美
いを有していて
それこそが希望で有り得るのだろう
ドアを開くのは
境界を越えてゆくのは
やはり君だから
真実について語ってくれないか
国境など人間が決めたものだからと
この世界には
図式化された二項対立など無いのだと
深く被った麦藁帽子の網目に透ける太陽の光
透明な風に木の葉がさらさらと鳴って
その音ばかり追いかけている
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