詩人不在証明その3/rabbitfighter
 
を超えてあらゆる方向に向かって知覚することの出来ない未来の瞬間を存在を在り続けることを、

お前の、不在を、在り続けることを

不在を、証明せよ、と、書き殴られた、黒板、それが、お前の、欠席の、理由、
光に、埋め尽くされた、教室の、容積、フローリングに、落ちる、血や肉の、影、
留まっていることはできないと言って、お前は、走る、不意に落下した黒板消しが、チョークの粉を、舞上げて、それから、ゆっくりと、沈殿して、そのとき、そこに、お前はもう居ない。

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