萎えた感情のダンス/ホロウ・シカエルボク
山羊の頭のスープ、二、三杯ぶちまけて
俺のベッドはゴキゲンな調子に粘っこい
イエスタディズ・ペーパーが届いた日よりずっと昔に出ていった女が
天窓から覗き込んでヴゥードゥーの呪文を吐く
ヘイ、青白い月明りの
ささくれだったポーチで待ってなよ
自慢のケツを突き出して待ってなよ
呪詛なんか唱えなくていい
昔のことなんかいちいちこだわったりしない
グルーブに飽きたらそのうちファックしてやる
我先にと死に過ぎたソウル・サヴァイヴァーたち
もはや生き返る意味もろくに無い
街路には腐肉と腐臭が山積み
ロックンロールで踊っているくらいしか手がないのさ
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