文芸の社会的意義についての提言/
るか
とは、意味とは何か、美とは何か、こうしたもろもろの真実を提示する形式という社会的機能は、果たして、既に社会からは用済みだといえるだろうか。勿論、そんなことはありえないのであって、それらが社会的抑圧にあるということは、社会がそれらにおいて貧困であることを示している。文芸の意義も可能性も、それが社会によって汲み尽くされない限り、けして失われることはない。詩人は、それを矜持とすべきであると考えるものである。
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