秋のわたしは/
木の若芽
「秋のわたしは」
木の若芽
わたしは秋になるときまってしその花になります 和のハーブ
わたしは十五夜のころなんとなくかつらの木になります 甘い樹
そろそろもくせいも咲き出すでしょう 祝福に
やはりわたしは月読の女木
庭の楓の上に月が出た 山茶花の上にも月が出た
ふくろうの目のような光らんらんと
つづれさせの声や 三つめの耳で聞く
*つづれさせ=こおろぎ
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