駐車場の月/
ぎへいじ
やっと今日の仕事が終わった
選び間違えた 水の様なアイスコーヒーを飲み干して外へ出る
工場の騒音のなかで暮らしていると帰る頃には
虫の音なのか 耳鳴りなのか全く区別がつかなくなる
しばらく眺めていた
そう2分くらい
吠えたくなった
吠え かかりたくなった
よく見れば
まだ まるくなって無い
もう少し待つことに した
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