永遠/
吉岡ペペロ
虫の鳴き声がする
星が動くように見える
夜の高くを
何処かのひかりを
吸った雲が流れていた
別れ話のそのあとには
永遠のふりをした
永遠でないものが
時間を告げ忘れていた
虫の鳴き声がする
星が動くように見える
夜の高くを
何処かのひかりを
吸った雲が流れていた
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