ジョーイ/ホロウ・シカエルボク
 
父親や母親の意志を継いで生活を重ねた、三年目にもう一人の子供が生まれ、きみは仕事場で出世し、きみはロザリーのために手伝いを雇い、古くなってきた家をあちこち直し……


きみの命はきみが大人になる前に突然終わることになった


その日、きみは生家からそこに運び込まれて以来初めて目を開き、真っ白い天井を眺め、身体のあちこちに通された管を眺め、それからはらはらと涙を流した…それはとめどなく、いつ尽きることもなく流れ続けた…きみは初めて気がついたのだ、ロザリーはもうどこにも居ないのだということに…



でも
もうすぐだよ






ジョーイ。



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