虹の詩/木の若芽
 

しっとりした水気とさっぱりした空気が包んでいる
この光景を喜ぶ歌声を瞬時に授かったように
私は高らかに声を響かせる
美しい天体の歌声が 私の口から発され
虹の線路の七色のヘビは踊り進む


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古い墓をあばいても何もない
大事なものは生き生きと流れているものにある
空が大地に注ぎ込んでいるところを探そう
未来が過去に注ぎ込んでいるところを

詩で時を歩き、越え、渡っていく
橋は仲間と架ける虹だ

虹が空を大地に注ぐ道なんだ

新しい仲間がそれを見せて教えてくれる
私も真似して一緒に架ける
詩の虹、時の橋を
私の立つ足元の大地に空が注がれる道を



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