やわらかな心/
吉岡ペペロ
どうにもならない夜の嵐
やわらかな心が揺れているの
でも不思議
それはいちりんの小さな花のよう
黄いろい花が揺れているの
舌たらずで饒舌なため息
ひかりは見えないけれど
あたたかさを感じるわ
たしかなのはそれだけ
広がるのは牧歌的な風
悲しみも愚かさも日常も
あたたかく渇いているわ
どうにもならない夜の嵐
やわらかな心が揺れているの
でも不思議
それはいちりんの小さな花のよう
黄いろい花が揺れているの
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