夕日のように微笑んで                  /ただのみきや
 
            万物が一つの花ならば
            誰が愛でてくれようか
            蕾のままに枯れて逝く
            誰が涙を流すのだろう
            花には目がありません
            自分の姿も知りません
            誰が教えてくれようか
            知らないからこそ思う
            なにもかもを喰い尽し
            最後に自分も喰い尽す
            無限の虚無にただ唯一
            漂う孤独はだからかと
            でも
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