夕日のように微笑んで /
ただのみきや
万物が一つの花ならば
誰が愛でてくれようか
蕾のままに枯れて逝く
誰が涙を流すのだろう
花には目がありません
自分の姿も知りません
誰が教えてくれようか
知らないからこそ思う
なにもかもを喰い尽し
最後に自分も喰い尽す
無限の虚無にただ唯一
漂う孤独はだからかと
でも
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(26)