緑青の杼/empty
 
             

祭壇に移動してゆく、trayに載った臓器が(緑青を保存しようとして)
燦燦と光を浴びては
ぷらなりあの/
ガスコンロで炙られるような視界を
Opiumの宇宙から
既にmicroの領域に引き裂かれた性器の
冗漫な回転に支配されて
既にcontrol不能の瞳は/
涕を泛べて乏しい光の中を彷徨う/
―――――――――ずっと遠くまで見つめていた、君の
水団の/
猥らな/
硝子片から硝子片へ予期しえない光の意味を紡ぐ
                    記憶の罠
  時空間の亀裂、まだ示されていない君の
                  
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