水色の空/
吉岡ペペロ
私生活でも社会でも
人を助ける力がぼくにはなかった
雨雲が垂れていた
胸には錨が下りていた
人は自分で決めたいのだ
水色の空が
向こうには広がっている
私生活でも社会でも
人を助ける力がぼくにはなかった
雨雲が垂れていた
胸には錨が下りていた
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