カモミールティーの底/
朝焼彩茜色
カモミールティーを水の様に飲む
ラベンダーを鼻の奥に記憶させるくらい嗅ぐ
どこかの民族系の音楽をイヤホンに差し込む
安らぎを懸命に起こす
呼び起こす 安らぎを
それでも慰めは 時間任せのみに流れる
カモミールティーの味が年齢に馴染む
薄紫色の意味の風呂敷を心にくるむ
どこかの太陽系の星屑一つ わたし
安らぎを懸命に起こす 生まれを呼ぶ
生まれたいと懸命に呼ぶ 一皮剥けるようにと
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