「こおりがとけるまで」/ベンジャミン
 

こおりがとけるまで

ぼくはそのばしのぎのやさしさを
きみがなくのをこらえるように
ちらつかせたりはしない

よくなくきみが
ほんきでみらいをみつめてから

ぼくはじぶんのなかのこおりをすこしずつ
きみのみらいがすけてみえるころまで
ただすこしずつとかそう

こおりがとけるころ
ただきみがえがおになれたらいいと

きょうもつめたいこおりみずを
むねにすいこむようにのみほしている
  
 
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