雷師への恩文/朝焼彩茜色
雷師が
私の為に怒ってくれている
私は無の病に煩悩を受け
力を失くした
雷師
雷師が
私の為に怒ってくれている
表現に 渦 包まる
感謝の念 届くだろうか
雷師
私の心へ 鳴らせ 鳴らせ
気の澄むまで
雷師のその心と癒しの響き音
太鼓が連れてゆけない 響き恩
雷師の現れのその時
私は待ちもせず思いも寄りかからず
貴殿の想みを受け継ぐ器も忘れ
日々に巻き込まれ邪の牙を
巻き散らしていた
涙すら動かず 苦しかった
心が呼吸に及ばず
打ち舌に下された静寂弱まり
雷師の現われを
有り難く想う
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