クラシックを聴きながら/
いばら
かみさま、彼らの十字架を
どうかどうか先端を金色に光らせて
目をつむって星座をみつける
まぶたの奥
熱いたましいの燃えている火を見上げて
すべての過去に名前を与え
すべての失ったものたちにお墓をつくりたい
神様どうかどうか彼らの温室の
シーツの上に影を落とすドラセナの葉っぱ
その曲をきっと知っている
聴いたら泣いてしまう
戻る
編
削
Point
(5)