休憩/灰泥軽茶
 
清らかな川の水に足を浸していると

冷たくて気持ちいい

足の先に触れる石の声が

沁みこんできて

生まれ変わっていくようで

何も考えずに

河原に転がる大きな石となって

ひなが一日横たわる

ゆっくりと時は流れて

ゆっくりと小さくて綺麗な

石ころになれたらいいな




戻る   Point(16)