感性(なんだかうまく まとまってません)/Tシャツ
た。私は近づいていき何をしているのかをたずねると、彼は綺麗といった。私は蛇口から流れ落ちる水の向こうに、沈んでいく夕陽を見た。水は夕陽を背にうけ輝いていた。私は感動した。 確かそう話していた。僕は今思うと、先生はきっとその光景に感動したのではなくて、彼の純粋な感性に感動したのだと思う。そしてあんなにしんみりと語ったのは、自分にはその純粋な感性がだんだんと喪失されてしまっいるのが分かっていたからなんじゃないかと思う。純粋性って言うのかな。ふとその先生のことを思い出して書いてみた。朝の空気が気持ちいいとか、風が気持ちいとか、土の匂いがとかを感じる感性ではなく。彼が感じていた感性はもっと純粋なものなのだと思う。おそらく、僕が簡単に感じることのできない、心の奥底の感性。うまく言葉では表現できないけど、僕は蛇口にただずみ、沈む夕陽を何時間も眺めていられる純粋な感性はもっていないと思う。きっと悲しいことだと思う。昔は誰でも持っていたんじゃないかって思う。
きっとちょこちょこ書き直しますよ。
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