不要な言葉/
番田
何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた
*
彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう
何のためなのか
誰のためなのか わからないけれど
名も知れない人と
一度 言葉を交わしてみたい
*
いつも遠い過去のことを思い出している
多くの 不要な思い出を
何も省ることもなく
だけど それは なぜだろう
僕のことを思い出す人などいないというのに
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