そうしてぼくらは止まらない話を/nm6
 
つのまにまに、さて夜。これ、ありきたる、ならば、と、閉じる?嘘つきに嘘つきつきて、月の白。アルコール、まばたく間隔に寄り添って、光ファイバーぼくらの行く末遠くランナウェイ。そうしてまた苦い液体とろりすべらせる、れば、そう。はじまる。




[唇がもとにもどろうと、ゆっくりと落ちる。昼過ぎのガラス窓に白抜けするゆらぎは、つまり光でゆらりゆらり酔う。涼しく撫で回った無は小人たちを躍らせ、そのこめかみの先でいつかの仮定をさてと巡らせるらしい。脳?ノウ。とにかくそう、ぼくら隙間ない命令系統。そうして不足がもう一度迫り来ると、詰まって震えるそこからまた、無と一緒にすべりだす。セイ、ア・アー。繰り返している。]
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