みそひともじ/
殿様が得る
「UFOだ」なんにもいない空間を 右手で指差し右手を握る
ふれること かおをみること しゃべること なまえをよぶこと こいだということ
酌み交わすキリンラガーと睦言と 君のグラスが終わりを告げる
新しいおうちに猫はいないかな 出目金たちがそわそわしだす
改札の前に居ますと言ったけど 見つけて欲しくて柱を探す
書き切れぬ人の心と記憶たち 歌は三十一文字で終われど
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