蚊帳の外/
森の猫
どんな美しいひとを
思って
いや、前にして
あなたは言葉を紡ぎだして
いるのだろう
甘く柔らかい感触は
いつも あたしの心を
くすぐるのだ
大きな体のどこに
少女のような感性は
ひそんでいるのだろう
それを知っているのは
あなたのたいせつな
美しいひとだけ
蚊帳の外のあたしだけれど
あなたのその魂には
ふれてみたい
気がするのだ
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