白磁のひと/
吉岡ペペロ
目のまえのきみを見つめていると
あんなに触れていたことが
夢のなかの出来事のように思えてきた
白磁を帯びたきみは
純潔につつまれて
どこまでもどこまでも美しかった
なにかに護られている
ひとのために命を尽くしているきみは
確実になにかに護られている
目のまえのきみを見つめていると
あんなに触れていたことが
夢のなかの出来事のように思えてきた
白磁を帯びたきみは
純潔につつまれて
どこまでもどこまでも美しかった
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