professional/ブルーベリー
 
ウウウウウウウウウウウ

痕ばっかり増えていって
なにものこんねがったなんて
そんな馬鹿な話はねぇ

ウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

緑が舞う
石ばり多いな
気をつけなきゃない

ウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

ウン、


木陰で缶コーヒー飲んでたっけ
若いのさ「何でこの仕事やってるんですか?」
って言われた
「馬鹿、今頃違う仕事なんてできねべや」
まさか自分が注射なしでできねぇ身体だとは夢にも
思ってねがったからさ
「他の部署に回してけろともよっぽど言ったんだけどもな、
アホどもいっそでしてけねがった」
「だったら辞めればよかったじゃないですか」
俺はコーヒーを一口啜った。

(何もしゃんねえのが、うっせえな)

「…んだな」

空き缶を踏み潰して俺は立ち上がり、刈払機のエンジンをかけた。
待ってくださいよ、と自業自得で休憩をふいにしたわけぇのが叫んだって
俺さはこいづしかのこってねがった、


戻る   Point(2)