快感/
由比良 倖
ぎりぎりと
脳を直角に収める
線画された血痕が
私の空っぽな下腹部を
ちくりちくりと
舐めずる
半円形の
ねじに
押さえ込まれた
私の
U・F・O
足跡が
導火線を
私の頭部が遊泳する
オゾンを
切断する
下の
次元では
陶器ががちゃがちゃ
お互いを
嘲り笑い合ってる
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