娼婦/
はるな
ノックを待たずに
こちらからドアーを開ける
いつも
だれか にとっての だれか のかわり
ドアーが開いて閉じ
もういちど開いて閉じるまで
種火がはげしくなり
さかい目をもやしてゆくさまを
たのしく見ていた
戻る
編
削
Point
(2)