ひまわり/アヤメ
誰も入れない 静寂(しじま)の中に潜む向日葵の丘
帰り道 突然の雨に僕らは泣いている
フロントガラスに打ち付けた王冠(クラウン)が
粉々になって地位も何も無くしたまま
時速100kmのアスファルトに落ちてった
曇って行方を無くした向日葵の瞳と
君の瞳が重なって
目の前のカーブにさしかかった僕に
「すてき」なんてメロディを届けたね
La la la … Lie or like?
異国のニュースみたいな君の花言葉
La la la … Like a lie.
僕の頬は 日焼けした黄色い花びらになる
この世界にある どんな文字も音声も
僕らを見ている雨
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