祝福/木の若芽
 
「祝福」          木の若芽

晴れ晴れ 光り光り 朝朝
あいさつするものがいっぱいで
うれしい忙しさ
私より大きなものたち
私より小さなものたち
そのままに生きている
晴れ光り朝のものたちに
おはよう うれしいね 幸せだね
今日も生きるよ

朝日を浴びながら
一日の眉をきりっと引く

いろいろな人がいるよ
いろいろなこともあるよ
今日の私に何があっても
つゆくさは花を開く

どれもこれもみんな宇宙からの贈りもの
幸せも賜物
不幸せさえも賜物
しみのついたゆがんだ花が精一杯開き咲いてる
ああ すばらしいすべての動きがすてき

あなたに あなたのむこうの人に 向かって詩う
人のむこうの草木に 草木のむこうの山に 向かって贈る
山のむこうの海に 海のむこうの空に 向かって届ける
空のむこうの星に 星のむこうの宇宙に 向かって差し出す
宇宙のむこうのいのちに 向かって捧げる
私の人生とみんなのいのちは同じもの


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