くだらない唄/
クローバー
ローゼ
道化師の手の中
ウサギの耳の匂いをかいで
首を切っ先に添えて
三日月刀を
貴女になら
与えてもかまわない
ローゼ
切っ先に腰掛けて
赤い下痢を
飲み干して
グラスを束ねてしまう。
忘れようも無い
もう
足も上がらない
最愛の
切り口に
道化の涙を削り
ペイントを擦り込んで
耳の声の喉の奥底の
唄響く寝床
一息に飲み干す、千本針の
コーラを。
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