青い叫び/木の若芽
り他になすすべを知らない
こうするしかできない こうしかできない
人の言う通りにすることの何て難しいこと
そうできればいっそどんなに楽かと思うが
わたしの中の何かが許さない
放っておいてくれればどんなにか心穏やかにほほ笑めることか
泳ぎたいの
飛びたいの
あなたの中を
あなたの外を
自由に二人で
わたしの中を
わたしの外を
深く澄んだブルーの自由に
金色に輝く勇気がある
うらやましいものは何もない
願うことはひとつだから
幸せを分けてほしいとは思わない
人々の笑顔をこころよく受けとめても
それらはすぐに過ぎて行く
わたしはわたしの笑顔を浮かべる
立派な親 模範的な姉
不満なわたし
一人でわたしはわがままで頑固ではねっ返る
世界からはずれたい
はずれた所で笑って踊りたい
そんなわたしを誰もが見離しても
一人だけ愛してくれる人がいるなら
喜びに満ちた春の鳥のように世界の果てで歌う
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