そしてあの子はちいさくわらう/オオカミ
 

分類されるここでは

術をしるひと なのだという

お陰で、あの子は勝手に育って

わたしを追い越して うちゅうになってしまう

抱きしめてあげられないちっぽけな かいな のこして

あなたの孤独と手をつなぐ それは希望だった のに

かなたから降り注ぐちり屑で視界がかすみます

わたしは、明日また 母をうちゅうへと送り出す

まちがいやせいかいの狭間をすりぬけながら

ゆびさきを求める 儚さに

わたしはうまれたい


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